具体的な活用方法
『ガイドスキルマップ』は、ガイド人材の育成やサービス品質の向上を目的とし、これまで日本国内だけでなく、国際的にも整備されていなかったガイドに求められる素養(スキルセット・行動基準)を定義したものである。
当協会のみではなく、各地域の自治体やガイドに関連する団体・個人が幅広く利活用できるよう、当協会のウェブサイトにおいて無償で公開している。
以下では、当協会で想定している『ガイドスキルマップ』の具体的な活用方法について紹介したい。
ガイドの人材育成における活用
各地域における自治体やガイド団体などが主体となって取組んでいるガイドの人材育成において、育成方針の策定やカリキュラム検討を行う際に活用することができる。
ガイドの評価における活用
『ガイドスキルマップ』を基にガイドの評価基準を定め、適切なフィードバックを行うことで、サービス品質の向上を図ることができる。
スキルチェックや学習計画における活用
それぞれのスキルセットにおいて定義されている具体的な行動基準を、自身の行動と照らし合わせて、スキルチェックに活用することができる。また、自身の強みや強化すべき領域・スキルセットを把握し、学習計画の立案などに活かすこともできる。
上記以外にも、様々な活用方法が考えられるので、それぞれの組織・団体において、状況に合わせて有効に活用してもらいたい。
なお、『ガイドスキルマップ』の一部は、ガイドだけではなく、旅行会社、旅行者に関わる宿泊施設や交通機関、商業施設などに従事する職員にも活用できると考えられる。